歴史散歩 21
基地の町 立川を歩く
かつて「空の都」と呼ばれた町。今はどうなっているでしょう……？

３月21日(月・春分の日）　　集合：シビル 10時

シビルで事前学習したあと、早めの昼食をとってから出発します。

　　解散：砂川旧拡張予定地で15時ごろ

バスで立川に戻れます。（※交通費は各自ご負担ください。）

　今回は立川陸軍飛行場・米軍立川基地跡をフィールド・ワークします。
　午前中はシビルで、ビデオやパワーポイントを使って立川の歴史を学びます。
　そのあと、早い昼食を摂って、

伊勢丹前にあるビードル号（太平洋無着陸横断飛行に初めて成功した飛行機）の像
→立川陸軍飛行場（米軍立川基地）格納庫跡→立川陸軍飛行場正門跡→飛行機工場跡
→立川飛行機立川工場（外から）→立川飛行機砂川工場（外から）→いわゆる米軍ハウス
→米軍滑走路跡→陸上自衛隊滑走路（外から）

と歩いて砂川闘争跡地で解散します。

　　　　★歩きやすい靴と服装で参加して下さい。

持ち物：弁当、飲み物
参加費：1000円（シビル会員は800円）
案内人：楢崎　茂彌さん（元都立高校教員、砂川村役場文書研究会会員）

★お問い合わせ／申し込み　シビル１階事務室（月曜〜土曜　午後１時〜７時）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　電話：042-524-9014（担当　こうの）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　メール：civiltachikawa@yahoo.co.jp

案内人からの一言

かつて「空の都」と呼ばれた町

　　1922年に陸軍飛行第５連隊がおかれた立川には、昭和の始め「東京飛行場」が置かれました。
　東京・大連間を結ぶ国際便が発着する“空の都”立川は、小学校の教科書にも写真が載るほど有名でした。
　日本で初めてヨーロッパに飛んだ飛行機も立川で組み立てられて訓練され、初めて太平洋無着陸横断飛行に成功したビードル号も立川で整備されています。
　羽田に民間機が移ったあとは「軍都立川」となり、周辺には陸軍航空関係の施設・工場が並びました。
　敗戦後は米軍立川基地とされ、朝鮮戦争では米軍の補給基地となり多くの兵士の遺体が送り返されて来たのです。
　その時代の立川には、松本清張「ゼロの焦点」に描かれたように、米兵相手の女性があふれた町でした。
　1955年から闘われた砂川闘争によって米軍は立川から撤退しましたが、自衛隊が市民の反対を押し切って移駐を強行し、基地のある町に逆戻りしてしまいました。
　米軍基地跡には、昭和記念公園・立川警察署・消防署・内閣府の機関・拘置所など多くの施設が作られていますが、立川の上空には今日も自衛隊のヘリコプターが舞っています。

立川飛行場（総務省HP 立川市における戦災の状況より）	砂川闘争（総務省HP 立川市における戦災の状況より）