歴史散歩 13
遊学の森を歩く
海外の山を荒らして安い木材を輸入するより、積極的に日本に杉やヒノキを
植えて、きちんと管理したいい森をつくるべき、という考え。どう思いますか。
7月21日(日) 集合:JR武蔵五日市駅 改札口 8時50分
9時発のバスに乗りますので時間厳守。乗り遅れると次は10時42分です。
立川発8時11分のホリデー快速が便利です。
もちもの:弁当と飲み物
服装:山に入るので長袖・長ズボン、ハイキングができる靴、帽子。
参加費:1000円(シビル会員は800円) 高校生500円
案内人:福田 恵一さん(中学校社会科教員)
★お問い合わせ/申し込み シビル1階事務室(月曜〜土曜 午後1時〜7時)
電話:042-524-9014(担当 こうの)
メール:civiltachikawa@yahoo.co.jp
申し込み用チラシはこちら
案内人からの一言
今回は多摩川の源流部のひとつである檜原村の森を歩きます。檜原村馬場の14代続く林業家の田中惣次さんは、杉・ヒノキの経済林を植林、育成、管理、伐採する一方で、「遊学の森」というさまざまな森を作って、森林や林業について考えるとりくみを行っています。
杉、ヒノキの植えすぎで管理もされずに山が荒れ、土砂災害を誘発し、花粉症の原因になる、と最近日本では評判の悪い杉・ヒノキ林です。その一方で広葉樹のブナ林を見直す動きもあります。しかし田中さんは、「日本人がこれからも木材を使おうというなら、海外の山を荒らして安い外国産材を輸入するのではなく、日本に積極的に杉・ヒノキを植えてきちんと管理したいい森をつくることが大切。広葉樹の森も人間が手を入れなければ森林機能(水源涵養、災害防止、生物多様性の保全…)をはたすことができるよい森にならない。」と言われます。
田中さんの「遊学の森」では、いろいろな年数の経った杉・ヒノキ林、手入れされた広葉樹林、わざと手入れしない広葉樹林などが配置されています。それぞれの森を田中さんの解説で見学します。林業体験はしませんが、山に入るので、服装は長袖・長ズボン、ハイキングのできる靴で参加してください。