歴史散歩 12
もう一度 八王子城址を歩く
その昔、八王子に大きな城があったのを知っていますか。
日本の中世の終りを実質的に決定づけたのが、実はこの八王子城の合戦でした。
遺跡からは中国から渡来したと思われる磁器や、ベネチア製ガラスも発見されています。
3月20日(水・春分の日) 集合:JR高尾駅 北口 午前10時
解散:JR高尾駅 午後3時ごろ
もちもの:弁当と飲み物/歩きやすい靴と服装で。途中、少々急な山道があります。
参加費:1000円(シビル会員は800円)
案内人:福田 恵一さん(中学校社会科教員)
高尾駅→バス「霊園前」下車→八王子城跡ガイダンス施設→御主殿跡→本丸跡
→バス「八王子城跡」より高尾駅
★お問い合わせ/申し込み シビル1階事務室(月曜〜土曜 午後1時〜7時)
電話:042-524-9014(担当 こうの)
メール:civiltachikawa@yahoo.co.jp
案内人からの一言
八王子城は、戦国期、関東を支配した北条氏の小田原に次ぐ支城でした。近世の城のような天守閣がないため目立ちませんが、城下町も計画されていたとされ、中世城郭から近世城郭への過渡期の姿を残しています。
1590年、秀吉の小田原攻めにあたって最大の激戦地がここでした。八王子城落城の後、秀吉は一夜城をかまえて小田原城を包囲し、ゆうゆうと落城させます。いわば戦国時代最後の大戦(おおいくさ)の地だと言えます。(その際、城に立てこもった婦女子が御主殿の滝に身を投げたことから、この滝周辺は今も「心霊スポット」として有名です)
城跡などの観察には、若葉の茂る前が石垣など遺構がよく確認できて適しているとされます。シビルの歴史散歩第1回目に訪れた八王子城址を12回目にもう一度訪れます。早春の歴史散歩にぜひご参加ください。